矯正歯科治療

矯正歯科治療

当院の矯正治療の特徴

矯正治療とむし歯治療をはじめとする一般治療も当院で全て行うことができます。ひとりひとりに合った治療をご提案いたします。

矯正担当医:南條 章太郎

矯正担当医:南條 章太郎

なぜ、矯正治療が必要なの?

歯並びやかみ合わせが悪いと、以下のようなデメリットがあります。

虫歯や歯周病になりやすい。

虫歯や歯周病になりやすい。

毎日、歯を磨いているつもりでも、歯がでこぼこしていたり、重なっている場合には必ず磨き残しがあります。
その汚れが長年積み重なり、虫歯や歯肉炎さらには歯周病にかかりやすくなります。

食べ物を咬む機能が低下する。

食べ物を咬む機能が低下する。

歯並びや咬み合わせが悪いと、食事の際、食べ物をしっかり咀嚼(そしゃく)することができません。
そのため、咬まずにそのまま飲み込んだり、丸飲みしてしまうことがあります。
消化も悪く、胃腸に負担をかけ続けることになります。

発音がしにくくなる。

発音がしにくくなる。

咬み合わせの状態によってはサ行、タ行、ラ行など発音障害が生じることがあります。本人は正確に発音
しているつもりでも周りの人が聞き取りにくく、誤解を生じてしまうことがあります。
将来的に、外国語をマスターする際や発音が大事な職業に就かれる場合には弱点になる可能性があります。

あごの関節に負担をかける。

あごの関節に負担をかける。

歯並びや咬み合わせの悪さからあごの関節に負担がかかり、口が開かない、あごの関節音がする、
口やあごの周囲の筋肉が痛む、といった顎関節症の症状を起こしやすくなります。

歯並びがコンプレックスになってしまう。

歯並びがコンプレックスになってしまう。

下あごがでていたり、出っ歯であったり、歯並びがでこぼこしているせいで、
口を開けて笑うことをためらう人は少なくありません。
また、人目が気になって、会話をするときも口元に手を当てたり、
人と食事をするのも苦手な方もいらっしゃいます。

あごの発育に悪影響を及ぼすことがある。

あごの発育に悪影響を及ぼすことがある。

受け口(反対咬合)のお子様の場合、成長と共に下あごがさらに成長する可能性があります。
また、あごが左右どちらかにゆがんでいる場合などは、成長と共にお顔もゆがんでくる場合があります。
これから成長期を迎えるお子様にとっては特に重大な問題です。

これらは、体にだけでなく、心にまで悪い影響を及ぼすことになります。
矯正治療は、これらの予防や治療を行い、咬む機能を回復させ、きれいな歯並びとともに笑顔の似合う美しい口元に整えることも大きな目標です。歯並びや咬み合わせなどの口元の悩みが解決し、健康な体と心で自身を持って笑っていただけるようになります。

成人矯正治療のご紹介 

当歯科医院は様々な矯正治療システムを導入しております。患者様の希望を聞き患者様に合った装置を提案させていただきます。(各システムごとに治療費は異なります)

SYSTEM1 審美ブラケット

審美ブラケット

歯の表面に装着する装置(ブラケット)は、歯の色に非常に近いセラミック素材のものを使用します。目立ちにくく、治療終了まで変色等せず安心して治療を受けることができます。また、従来の矯正装置と比較して、弱い力で効率良く歯を動かすことが可能になりました。そのため、短期間で痛みや違和感の少ない治療が可能です。

SYSTEM2 歯科矯正用アンカースクリュー

アンカースクリュー

歯の周囲の骨に小さなスクリューを埋入し、そこから歯を引っ張ります。歯の無理な負担をかけることなく、正確に歯の移動をコントロールすることができるため、治療効果の向上や治療期間を短縮することが可能です。 取り外しも簡単で安全な装置です。

SYSTEM3 マウスピース型矯正装置

マウスピース矯正

透明なマウスピースを装着することで、歯を動かす治療法です。自分で簡単に取り外すことができ、見た目にも目立たない、違和感の少ない治療を行うことが可能です。しかし、全ての歯並びに適応できるわけではなく、使用時間などの自己管理が重要となる、患者様の協力が100%必要な矯正方法です。

SYSTEM4 リンガル矯正(舌側矯正)

リンガル矯正

歯の裏側にブラケットを装着するため、外側から見えることなく治療を行うことができます。表側の装置と比較して、虫歯のリスクが低く、目立たない等の利点がありますが、装着時の舌の違和感、発音に慣れが必要、治療期間が多少長くなる等の欠点もあります。(表側の装置やマウスピースと併用することも可能です)

こどもの矯正治療(小児矯正)

こどもの矯正治療

こどもの咬み合わせや歯並びの乱れは見た目の悪さばかりか、咬み方や発音、心の発育などにも悪影響を及ぼします。お子さんの将来を考え、矯正治療に一歩踏み出すのは親の役割です。
小児矯正はあごの成長コントロールや、放置すると成長に悪い影響を与えるかみ合わせを治療します。
小児矯正は、あごのバランスを整える「1期治療」と緊密に歯を並べ咬み合わせることを目的とした、「2期治療」の2段階で治療を行います。

小児矯正から始めるメリット

永久歯を抜かない矯正の可能性が格段にあがります。

永久歯を抜かない矯正の可能性が格段にあがります。

永久歯がはえる隙間が足りない場合、奥歯を後ろに移動させたり、
あごの横や前への成長を促すことにより隙間を作ります。
小児矯正により将来的に永久歯を抜歯せずに
ワイヤーによる矯正(本格矯正)が出来る可能性が高くなります。

あごの成長のバランスを整えることが出来ます。

あごの成長のバランスを整えることが出来ます。

正常な発育を妨げるような歯並びや癖を改善し、あごやお顔の成長バランスを整えます。また、放っておいて、あごの関節が痛くなったり(顎関節症)外科的な手術をしなければ治らないケースを避けることが出来ます。
お顔つきやあごの成長のコントロールは、成長期のこどもでしか出来ない矯正治療です。

お口の本来の機能を取り戻します。

お口の本来の機能を取り戻します。

指しゃぶりは舌癖は、歯並びだけでなく発音や食べ物の食べ方・飲み方に大きく影響を及ぼします。さらに、普段から口を開ける等の悪い癖を引き起こします。早期に癖を改善するとともにお口の周りの筋肉や舌の動きのトレーニングをして正しい筋肉の動きの習得を目指します。

早めの対処で永久歯での矯正期間が短くなります。

早めの対処で永久歯での矯正期間が短くなります。

あごの成長のコントロールをしたり、永久歯を正しい位置に生えるように導くことにより永久歯列になってから行う本格矯正が簡単で期間が短くなったり、必要なくなる場合があります。

コンプレックスの解消

コンプレックスの解消

早めに目立つ部分の歯並びを改善してあげる事によって、からかいやイジメの対象となっている状態を改善しコンプレックスを解消する事により、健全な精神発達の環境を整えてあげることができます。

矯正治療QA

Q:悪い歯並びは治さないといけないのですか?

A:“8020運動”をご存知でしょうか。80歳で20本の歯を残そうという運動です。
実際に80歳で20本の歯が残っている方の歯並びを調べてみると、良い咬み合わせ、良い歯並びの方がほとんどであったという報告があります。
歯並びが良くないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、咬み合わせが悪いと食べ物の消化にも影響します。
矯正治療の目的は、歯並びを整えて、心身ともに健康で生活の質を向上させることにあると考えます。

Q:矯正治療はいつ頃から始めるといいのですか?

A:一般的に“永久歯の前歯が生えた頃”とか“大人の歯が生えそろった頃”と言われていますが、歯並びや咬み合わせの状態によって治療を開始するタイミングは異なります。
咬み合わせが原因であごの成長方向がずれている場合などは乳歯の時期でも治療を開始することがあります。
また、適切な治療開始時期まで治療をせずに様子をみることもあります。そのため、咬み合わせに気になるところがあったら、まず一度ご相談されることをお勧めします。

Q:治療期間はどれくらいですか?

A:治療を受けられる方の年齢や、咬み合わせの状態によって異なります。
簡単な装置で短期間に終了する場合もありますし、成長発育を治療に取り込む場合、治療期間が延びることもあります。また治療を数回に分けて行うこともあります。

Q:治療中の痛みはありますか?

A:矯正治療は、全くの無痛ではありません。しかし、いつも痛いわけではありません。矯正治療の痛みは、装置を介して歯の根っこ(歯根)に矯正の力が伝わり、あごの骨の中を動く時に生じる痛みです。
痛みの程度には、個人差がありますが、矯正の力は2、3日で弱くなりますので、痛みもそれに伴い少しずつ消えてしまいます。特に、痛み止めを飲む必要はありません。

Q:歯並びを治すために歯を抜かないといけないのですか?

A:歯並びを治すために歯を抜かないといけないのですか?
精密検査の結果、歯とあごのバランス、口唇の突出度等を総合的に診断し、歯を抜いて治療した方が、安定する良い結果が得られ、残りの歯を守ることになると考えられる場合は、その旨をご説明し、ご理解いただいた上で抜歯を行うこともあります。

矯正治療が必要な不正咬合

上下の歯が適切に咬みあっていない状態を「不正咬合」といいます。
これには、骨格的な問題がある場合と、歯の並び方に問題がある場合があります。

叢生(そうせい)

叢生

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列

あごの大きさと歯のバランスがとれていない状態です。あごの大きさに比べて歯の並ぶ隙間がなく、歯がガタガタしていることを叢生、逆に隙間が余っていることを空隙歯列といいます。前歯と6歳臼歯が生えると、永久歯が並ぶのにどのくらい隙間がたりていないのかを予測することができます

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎前突

一般的に、出っ歯受け口と呼ばれています。上下のあごの大きさといった骨格的なバランスに問題がある場合と、前歯の傾きといったの並び方に問題がある場合があります。 6歳臼歯の咬み合わせのズレがどの程度あるかということも、治療法を左右する要素です。習癖が原因で起こる場合もあります。

鏡を見て、自分の歯並びを見てみましょう!
一つでも当てはまるものがあれば、一度ご相談下さい。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合

開咬(かいこう)

開咬

咬み合わせ深いことを過蓋咬合、上下の歯の間にスペースがあいていることを開咬といいます。いずれの場合にも、習癖が関与している場合が多く見られます。特に、開咬は舌癖口呼吸など、機能の異常によって憎悪するので、咬み合わせを治すのと同時に、機能の改善が必要な場合が多くあります。

交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合

鋏状咬合(はさみじょうこうごう)

鋏状咬合

骨格の咬み合わせ左右どちらかにズレています。骨格のズレがなくても、咬み合わせのズレを放置していると、骨格もズレてくることが多いので、早めの治療が必要です。交叉咬合は、下の歯が上の歯の外側に出ている咬み合わせのことで、鋏状咬合は、下の歯が上の歯の内側に入ってすれ違っている咬み合わせのことです。

矯正治療の流れ

1.初診相談

歯並びに関する悩みや疑問点をうかがったり、実際に口の中を見て治療の必要性や適切な治療の開始時期、予測される装置・治療方法、治療期間及び費用の概略について説明します。小中学生、高校生など未成年の方は保護者の方とご来院下さい。

2.精密検査

診断に必要な資料(レントゲン写真、歯列模型の作成など)を採取し、診断・治療計画を立てるための準備を行います。

3.診断/治療計画の説明

検査結果を分析し、現在の問題点や治療計画の詳細、治療費などについて、詳しく説明をします。
疑問に思われることやよくわからない点、どんな些細なことでもご質問下さい。本人やご家族にご理解・ご納得いただけるまで、時間をかけて説明いたします。

4.矯正装置の装着

治療計画に基づいた装置を装着し、使用方法、使用時間、お手入れの仕方などについて説明し、矯正治療がスタートします。矯正装置は、一人ひとりにあったものを使います。

5.定期通院/装置の調整

装置装着後は、月1回~数ヶ月に1回の通院が必要になります。※治療段階により頻度は異なります。
咬み合わせ、歯の動き、お口の中の衛生状態などをチェックし装置の調節やブラッシング指導などを行います。

6.保定/メンテナンス

キレイな歯並びになったところで、矯正装置を除去します。
装置が取れた後の歯は、何もしなければ少しずつ動いてしまうため歯を支える骨や歯周組織が安定するまで保定装置(リテーナー)を装着し経過観察を行います。

相談・カウンセリングを承っています

矯正歯科治療は、歯並びの状態や年齢などによって治療の難易度が異なり、費用も違ってきます。そのため、当院では初診相談の際に、矯正治療全般の説明と費用の決定方法などについての十分な説明の機会を設けております。
心配なこと、疑問点などあれば遠慮なくご相談下さい。

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